新講師紹介(ピアノ:北島彩織先生)

「ピアノで人生に彩りを」〜北島彩織先生インタビュー

2026年春よりプレミアム音楽教室にピアノ講師として加わった北島彩織先生。子どもから大人まで、あたたかな人柄で生徒一人ひとりに向き合っています。今回は、これまでの音楽人生と、講師として大切にしている思いについてお話を伺いました。

●ピアノとの出会いは、3歳のころ

「両親が音楽好きで、家の中でいつもクラシックが流れているような環境で育ったんです。気づいたらピアノに夢中になっていて、3歳から始めました。」
「ピアノが本当に大好きで。ピアノに関わる仕事以外は考えられなくて、小学生の時にはもう音楽高校への進学を目指していました。」

●転勤族の家庭で、それでも音楽の道へ

ところが、お父様の転勤により、高校受験前のタイミングで地方へ移ることに。唯一音楽科のある高校に進学することになりました。

「進路としては少し回り道だったかもしれません。でも、大学に上がるタイミングで関東に転勤になって、音楽大学に進むことができたんです。本当にご縁があったんだなと思います。」

● 大学2年生での挫折、そして遠回りの選択

順調に音楽の道を歩んでいた北島先生でしたが、大学2年生の時に転機が訪れます。手の故障に見舞われ、思うようにピアノが弾けなくなってしまったのです。

「だましだまし練習しながら卒業まで漕ぎ着けたんですが、本格的にピアノに関わっていくのは難しい状態で。一旦ピアノから離れて、社会勉強もかねて働こう、と決めました。」

卒業後、大手電鉄系のホテルに正社員として就職。フロント業務やバックオフィスでの予約管理など、音楽とはまったく違う世界で経験を積みました。

「もちろんやりがいはあったんですけど、ピアノへの思いはずっと心の中にあって。日に日に募っていく感覚があったんです。」

● 5年越しの夢、ようやく

悩んだ末、北島先生はもう一度ピアノに向き合うことを決意します。じっくり時間をかけて状態を整え、ようやく演奏に支障のないところまで回復した2025年4月、ピアノ講師としての一歩を踏み出しました(プレミアム音楽教室のグループ校である志木の森音楽教室で講師としてスタート)。

「2020年に大学を卒業してから、5年越しで目標としていた仕事に就けました。」

「あの時期があったから、今がある」と北島先生は穏やかに振り返ります。思うようにいかない時間も、社会人として働いた数年も、すべてが今の自分を形作っているのだと。

「遠回りしたからこそ、ピアノが弾けることがどれだけありがたいか、教えられることがどれだけ幸せか、心から実感できています。だからこそ、生徒さんお一人おひとりとの時間を大切にしたいと思っているんです。」

● 一人ひとりに、ぴったりの伝え方を

レッスンで大切にしているのは、生徒さんそれぞれに合った伝え方を見つけること。

「同じことを伝えるのでも、お一人おひとり、響く言葉や届きやすい説明の仕方が違うんです。“この生徒さんにはどういう関わり方が一番いいだろう”と考える時間は、講師として何より大切にしている時間です。」

経験豊富な先生方からも学びながら、自分なりの工夫を重ねる日々。北島先生の指導の根底にあるのは、「生徒さん一人ひとりを丁寧に見る」という姿勢です。

「ピアノは長く続けていただくものですから、お一人おひとりに合った形で、無理なく、でも確かな手応えを感じていただけるレッスンをお届けしたいと思っています。」

● 「魔法使いになれた気分」レッスンの喜び

教えていて、どんな瞬間が嬉しいですか?と聞くと、北島先生の表情がふっとほころびました。

「“こうやって弾いてごらん”って試してもらって、お子さんが“えっ、できたー!”って、まるで魔法にかかったみたいに喜んでくれる瞬間があるんです。“なんで弾けるの?”ってびっくりしてくれたり。生徒さんのその笑顔を見ると、私まで嬉しくなって、なんだか魔法使いになれた気分になります。」

できた時の喜びを一緒に分かち合えること。それが、北島先生にとってのレッスンの醍醐味です。

● 寄り道があったからこそ、生徒に寄り添える

ホテルでの社会人経験、思うように弾けなかった日々——。一見遠回りに見える時間が、実は今の北島先生の指導を支えています。

「ホテル時代に身についた丁寧な言葉遣いやコミュニケーションの取り方は、保護者の方とお話しする時にも、生徒さんに伝える時にもすごく活きています。一般企業で接客をきちんと経験できたことは、自分の強みだと思っています。」

そして、もう一つ。

「思うように弾けなかった時期を経験しているので、上手くいかない時の生徒さんの気持ちが、自分のこととして分かるんです。“もどかしいよね”“悔しいよね”って、心から共感できる。だからこそ、焦らず、生徒さんのペースに寄り添ってあげたいと思っています。」

うまくいかない時間を知っているからこそ、できた瞬間の喜びを心から一緒に味わえる。北島先生のレッスンには、そんなあたたかさが流れています。

● 大人の生徒さんにも、丁寧に

レッスンには大人の生徒さんもいらっしゃいます。

「大人の方は技術的なご質問もたくさんしてくださるので、“どうお伝えしたら一番分かりやすいかな”と工夫することも、講師としての大事な学びだと思っています。

年齢に関係なく、“あ、できた!”という喜びを感じていただけるレッスンができたらと、日々取り組んでいます。」

● 「彩り」を織りなす、というレッスン

最後に、生徒さんへのメッセージを伺いました。

「“ピアノをやってみたい”と思ってくださったその気持ちに、“彩り”を添えられるような教え方をしていきたいんです。」

「彩織」というお名前は、「彩りを織る」と書きます。ご両親が込めてくださった思いを、ご自身の指導にも重ねているのだとか。

「ピアノをやっていたら、人生が豊かになったな、彩られたな——生徒さんにそう感じていただける時間を、お一人おひとりに合わせて織りなしていきたいんです。“やってよかった”と思っていただけるレッスンを、これからもお届けしたいと思っています。」


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